スタッフblog

画廊開設の想い

大学時代に国家資格である博物館学芸員資格を取得しました。この資格を通じて、美術や文化に対する理解を深めるだけでなく、展示や作品の魅せ方についても多くを学びました。

そして、大学卒業後は作家として、多くの画廊やギャラリーで展示を行う機会に恵まれました。

その経験の中で、心から感動する素晴らしい画廊との出会いもあれば、少し残念だと感じるギャラリーもありました。こうした体験を重ねるうちに、「もし自分が画廊を開くなら、作家の視点を大切にしたこんな展示会場を作りたい」という強い想いが芽生えていったのです。

その「こんな展示会場を作りたい」という想いを形にしたのが、立川アートスペースです。このギャラリーは、展示する側である作家の気持ちやニーズに寄り添い、作品が最も輝く空間づくりを目指しています。展示スペースのレイアウトや照明、訪れる人々が作品と向き合うための雰囲気作りなど、細部にまでこだわります。

これから、この立川アートスペースで多くの展示のお手伝いをさせていただくことになります。一つひとつの展示が、新たな出会いや発見を生み出す場となることを願っています。どんな素晴らしい展示が生まれるのか、今からとても楽しみです。

皆さまにとっても、心に響くアートとの出会いがありますように。